普段の何気ない会話ならいいのだと思いますが
仕事においてはなんとなくお互いのイメージが
合ったつもりになる便利な言葉達には、
よくよく注意が必要ではないか、というお話です。
特にカタカナ語に多いと思いますが、
コミュニケーション、ボトムアップ、ユーザーファースト、
システム、一体感、踏ん張り、追い上げ、将来的に、
といった言葉達を使った時に抱くなんとなくの
イメージはお互いに合っていても、いざその状態で
仕事を始めると、’ずれ’が目立ち始め、おかしいな?と
思った時にはすでに遅し、あるいは三歩歩いて三歩か四歩ほど
下がることになることがあります。
例えば「本部ともコミュニケーションをとって進めましょう!」と
なった時に、そうだそうだ!と思ってそれぞれの’コミュニケーション’で
進めていった結果、自分ではちゃんとやってるはずなのに
相手から「コミュニケーション取ろうって言ったじゃないか、
なんでやっていないんだ」とか
逆に相手に対して「コミュニケーション取ってないじゃん、口だけか」
みたいな感情を抱いてしまうことがあります。
コミュニケーションって具体的に何を指しているのか?を明らかに
していない状態だと、考え方が似ている人でない限り、
それぞれのコミュニケーションで考えてしまっていて、
そこに認識の齟齬が発生することで、いろいろともつれてしまうわけです。
面倒だなと思われたとしても、重要な部分では言葉の意味するところを
具体的に明らかにした上で物事を進めないと、後々、
こんなはずじゃなかった、ということになりかねません。
言った言わない、みたいな話になるのも面倒ですし、
曖昧な表現は極力なくすかその内容を明らかにすることを
オススメします。
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