ボーカリストの方々は、水か何がしかの水分を頻繁に取りながら
歌を歌ったり声を出している人が多いように思います。
喉がかれてしまうことを防ぐ意図だと思うのですが
本当に必要なことなのでしょうか?
水分は人が生きる上で必須なものであり、それは誰しも疑いようのない事実だと思います。
ですが、声を出すときに頻繁に水を飲むことが必要でしょうか?
極端にいうと、曲の1番毎にだったり、発声練習のパターン毎に水を飲む人も見かけます。
気持ちはわかる。わかるのですがそこまで頻繁に飲むことが必須かと言われると
それは大いに疑問です。
もちろん、喉や声というよりも、体が欲している水分は取るべきです。
単純に一定の水分は生きていくためにそもそも必要ですし、例えば動いて汗をかいた分は
補給しないといけないでしょう。夏場は特に水分補給は重要です。
なので水を飲むなということでは全くないのですが、頻繁に飲む必要が果たして必要でしょうか?
飲むと潤う感じがしますしその感覚を求めていたりする場合もあるのでしょうが、
飲まないと枯れてきてしまう発声はそもそも何かが間違っています。
一度試しに飲まないで30分くらい歌ってみると案外大丈夫だってことに気がつくかもしれません。
また、例えば裏声だけで30分歌ってみたときにいつもより水がなくても大丈夫だなと
思ったら、裏声以外の時はどうなのか、水が欲しいと思ったら何が裏声と違うのか、
といったことを考えてみるのも理解を深めるのに役立ったりします。
あまり飲みすぎるとお腹もたぷたぷするしトイレも近くなりますしね。。。
外出していたらペットボトル代だって馬鹿になりません。
それに飲む度に、中断しなければいけないという欠点もあります。
繰り返しますが水を飲むなと言っているわけではありません。
必要以上に飲んでないか、それが何かの妨げになっていないか、
なんとなく不安だから飲んでいないか、飲むのが当たり前という常識に縛られて
飲んでいないか、などを疑ってみるのもときにはいいと思います。
ボイトレに限らず、多角的に物事を考える訓練にもなったりします。
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