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ここでいろいろな声を出すことが声を自由にするという話を書きました。
今回はそのいろいろな声の第二弾、いわゆるオペラ声についてです。

 

ここで書いた玉の親父の声真似とは対照的な声である、
いわゆるオペラ声を出すことについて書こうと思います。

 

いわゆるオペラ声ってどんな声?

例えばこんな声です ↓↓↓

 

いろいろな表現の仕方があると思いますが、深みや張りのあるとでも
いったらいいのでしょうか、目玉の親父とは対照的な声ですね。
これを真似てみる、あるいは大げさにやってみるのです。

 

どうやってこの声を出すのか?

では、どうやってこの声を出すのでしょうか?

まずは頭で何か考えてから声を出すということはせずに、単純に真似をしてみてください。
あるいは、自分がオペラっぽい声だなーと思う声を出してみて録音して聞いてみてください。

ボイトレを受けたことがある人はこの時に、喉頭の位置を下げようとか、
胸に響かせよう、と考えることがあるかもしれません。
でもそれは一旦全て忘れてください。

まずはとにかく体の操作は体に任せて声を出してみるのです。
その時に、より極端にやるようにしてください。
物真似芸人は極端にその人の癖を強調して笑いをとったりしますが、
それと同じようにオペラっぽいよね、と人が思うような部分を強調して
やってみるのです。
どうしてもこういった声が出ないときは、まだ声出すために未発達な部分が
あることがあります。その場合、すぐには出せませんのでしばらく練習を続けて
徐々に出せるようにしていく必要があります。

 

声の判断の仕方

他の種類の声を出す時もそうですが、出てくる声がどうなっているのか、を
よく聴いて判断するようにしてください。
その声が出したい声、今回の場合はオペラ歌手のような声になっているのであれば
それでOKです。
喉に痛みなどが出てくる場合は別です。痛くなく出せるポイントを探ってください。

逆に録音して聴いた声が、思ったより全然浅い声だったなど、イメージと
異なる場合は、試行錯誤してイメージに合った声が出せるようにしてください。

 

注意

最後にちょっとした注意ですが、この声ばかりを練習・出して他の声色は
ほとんど練習しない、というのはやめましょう。

いろいろな声を出すことが大事だと前にも書きましたが、
一つの声色ばかり続けていると喉の状態が偏ってしまいます。
偏ることで喉の自由さは失われていきますので、いろいろな声を
出すようにしてください。

特に、この声は得意だ・出すのが簡単だ、というような声ばかり出し続けるのは
よくありません。すでに出すのが簡単ということは、その声色を出すための
喉の力やコントロールが少なくともある程度できていると考えられるためです。
すでにできているところばかり練習しても、今より自由度が上がるわけではありません。
そういった意味では、苦手だと思う声色に対しては、他の声色と比較して、
多めに練習することは全く問題ないです。

 

今日は、いろいろな声を出す、の第二弾でお届けしてみました。
自分が出している声がどういう状態なのかわからない場合など、
質問がありましたらお気軽にどうぞ。
twitterでもOK)

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カテゴリー: 声・歌

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