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これいいなと思うことはよくあります。

最近は物に対してではなく、生き方や働き方に

ついて思うことが多いです。

でも同時に躊躇してしまう自分がいます。それは

始めてしまったらやめられないんじゃないかという怖さ故です。

同時に戻れないんじゃないかという怖さもあります。

 

本やネット上で、こんな仕事で生計を立てている、

こんな珍しい働き方がある、といったものを読むと、

それいいじゃん、ちょっとやってみたいな、と思うのですが

実際には行動しない。

たとえば、いわゆる田舎で飲食店を営みながらも東京にある会社の

仕事を在宅でこなし、地域の特産物でつくったもので物販もしつつ

自然の中でのんびりと暮らしていく、なんて記事は最近よく見かけます。

そんな生き方・働き方の例を読んだ時にいいなぁやってみようかなぁと

思うのですが、もしやってみてだめだったら、合わなかったらと考えたときに、

やめられない・戻れないということが(あるいはそう思うことが)

次の一歩の前に立ちふさがっているんだなとふと電車の中で気づきました。

 

一度始めてしまったら容易にやめられない、やめるのはみっともない。

一度始めた後に、やっぱり元に戻りたいと思っても容易には元に戻れない。

そんな不安や怖れに打ち勝つことができません。

 

もしかしたらそれは幻のようなもので、やめるのなんて簡単だし、なにより

みっともなくなんかない、みっともないと思われることを気にしているだけだ

ということで打ち勝つ必要などないのかもしれません。

 

やってみようかと思ったときに、合わなかったらどうしよう、

今より合わないくらいならこのまま居続けた方がいいんじゃないか、

なんてつい臆病になります。

やってみることとやらないでいること、どちらが結果として良かったと

言えるのかは誰にもわからないことなので、思いきってチャレンジすれば

いいとは思うのですが。

 

戻る、ということについては、サラリーマンから自営業になったときに

またサラリーマンになるのは厳しいのではないだろうかという考えも

あります。

サラリーマンと自営業というのは例ですが、大多数の人がやっていることから

小数の人しかやっていないことを始めた時に、いわゆるレールから外れた状態に

なります。外れた後に、やっぱりまたレールに乗りたいと思っても、なかなか

乗り込めないか、乗ってもこれまでとは(悪い意味で)違うレールになる、と

いう可能性があることをリスクとして考えてしまうのです。

 

 

事実、そういうこともあるでしょう。

年齢だって重ねてしまうし、外に出るときと戻った時の自分は

良くなった面と衰えた面の両方が存在するでしょう。

時には衰えた面だけかもしれません。

 

やってみたことが、実はそれほど情熱をもてないことだった、

ということが続くと、一回や二回はやってみることができても

だんだんと新しいことに飛び込むことも遠慮がちになります。

 

そういったことたちが怖くて「いいな」と思うだけで終わってしまう。

 

いろいろやってみたらいいと考え、すぐにいいなと思うのに、それ以上

踏み込まないのはなぜだろうと思ったのをきっかけにこんなことを考えました。

 

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カテゴリー: おもうこと

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