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ドアを乱暴に閉めた、

頼んでおいたことを忘れられた、

見ようと思っていたテレビが見れなかった、

なんでもいいのですが、ある出来事がその人にとって

どんな意味を持つかはその人のものです。

 

他の人がいくら、そんなこと大したことないよ、とか

それは大事なことだからもっとよく考えた方がいいよ、

ということを言ったとしても、本人が感じていることが

本人にとってまぎれもない事実なのです。

 

でもなかなか自分以外の人がどう感じているかを

ちゃんと想像できる人・ことは多くありません。

 

どうしても自分がその物事に対してどう思うか、

という視点で捉えてしまいがちです。

 

なんでそんなことを気にするんだ、

大げさに捉えすぎだ、

という思いがわいてきたとき、

その感情は自分にとっては確かに事実であり

真実です。

ですが、相手が感じていることはまったく違うこと

かもしれません。

もし違っているのに、自分の考えを優先させてしまうと

そこからすれ違いが発生します。

厄介なのはそれが自分の考えだということに

気がつかないことです。

そんなことは些細なことだ、という”事実”が

自分の考えからきているということに

気がつかないことです。

 

また、気がついたとしても、相手の感じていることも

自分が感じていることと同様に尊重しないと

私がこう思っているのだからそう思うべきだ、

という前提に知らず知らずの内に立ったまま

話を進めてしまいます。

 

自分の考えが自分のものでありそれが大事なものであるように、

相手の考えもまた相手のものであり大事なものであることを

忘れてしまうことで、すれ違いは起きるのだ、と思います。

 

相手にわかってもらえないと思ったとき

相手がわかってくれないと思ったとき

そんなことを考えられるとちょっとだけ

冷静になれるように思います。

(ほんとにちょっとだけですけど)

 

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カテゴリー: おもうこと

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