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効果のなかったボイトレを斬っていく(というと大げさかな?)第二弾


今回は

舌を鍛えろ!

という教えについて。



舌を鍛えるとは?


これまた不可思議な教えですが結構耳にします。


”鍛える”という言葉を使わなくても、


「舌を下に押し下げるようにして喉を開き太い声を出すのだ!」


「舌をいろいろな方向に動かして滑舌をよくするのだ!」



などなど、何かしら舌を動かしてよい声につなげようとする教え。



また、逆に舌を使わないように、


「舌を手で引っ張ったまま声を出す!」


「上の歯の裏側に舌の先を軽くくっつけてそこから動かすな!」



という教えも受けたことがあります。
(※)!マークつけてますが別にスパルタだったわけではありません(笑)



舌を鍛えることはいいこと?



舌を動かすことで、舌を動かすための力を鍛え、舌を動きやすくする

それ自体は否定はしません。


しかしそれは ”舌を鍛えたいなら” です。


少しでも自由に声を出せるようになりたいならもっと他にやることがあります。

というか、下手したら舌を鍛えることで、その力に変に頼ってしまい、
発声の妨げになる、不要な力を入れる、といった害すら起こる可能性もある。


発音・発声する以上、舌を全く使わないことはないですが、
声を出すための筋肉は舌を鍛えてもよくはなりません。


声を出すことで鍛えられるのです。


また、やみくもに鍛えるだけでなくバランスも必要です。
特定の力だけ強い場合は、喉を痛める可能性もあります。


首を鍛えるなんかも、もしやっている人がいたら同様だと思ってください。


サッカー選手だって、足の力だけが強いわけではない、
いろんな力が備わってはじめて一流になれます。
(もちろん、これが得意!という特に秀でた力はあると思います)



おっと話がずれましたが、舌を鍛えるのは私的にはおすすめできないです。


声を出すことで必要な力を鍛えましょう!




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カテゴリー: 声・歌

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