今回の効果のなかったボイトレは
これが理想の声・いい声だ!これを目指して練習するんだ!
です。
♪どんなボイトレ?
ある1つの声を理想の声やいい声と称して、その声を目指す、
というボイトレをここでは指してます。
こういった声が理想の声なのでそれに近づけるように
日々の練習の中でもこの声を出すようにしてね、
という教え方。
逆に言うと、それ以外の声はよくない、または、よくない要素が
入っているからたくさんは発声しないようにね、
といったものです。
♪理想の声・いい声とは?
それではどんな声を、理想の声・いい声と呼ぶのか?
教える人によって異なるのですが、よくあるのは
クラシックの発声が1番だ!
といったものや、
この歌手の声・歌い方を目指そう!
といった教え方です。
ある特定のジャンルなどの声質をいい声だとして、
その声に近づけるべく、毎日練習する。
練習の時もその声を出すための練習を続ける。
歌手を目標にした場合も、その歌手の真似をして、
それを理想として常にその声が出せるように頑張る。
つまり、特定の声質や歌い方を追求する、というものです。
♪理想の声・いい声を目指してはだめ?
そしたら理想の声やいい声を追い求めてはだめなのか?
という疑問が湧いてくることもあるかもしれませんが、
その声を出そうとすること自体は問題ないし、
むしろ積極的に試してみることは喉の柔軟性を高めるためにも
いいことだと思います。
1つの練習としてこういった声を出してみる、ということであれば
まったく問題はないと思いますが、特定の声だけを出し続けるというのは
喉の筋肉バランスに偏りが出てしまい、逆に理想の声・いい声から
遠ざかってしまいます。
なので、このボイトレはある意味危険だとも思っています。
ちょうどその目指す声が、自分にとって不足している力を向上させなければ
出せない声だとして、練習方法もうまくその人に合えば
よくなることもあるでしょう。
しかし、長期的にみたらやはり偏りを生んでしまい、
最終的にはバランスを崩してしまうと考えています。
♪じゃあどうしたらいい?
そしたら理想の声・いい声を追い求めるのはよくないのか?
やめた方がいいのか?
ということですが、
それだけを追い求めるのはやめた方がいい
というのが今の私の結論です。
じゃあどうしたらいいのか?
それはこのブログでも何度か書いている、
いろいろな声質の声をバランスよく出しましょう♫
ということにつきます。
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