今日の効果のなかったボイトレは
姿勢に気をつけよう。正しい姿勢で歌おう。
というボイストレーニングについてです。
♪姿勢に気をつけろとは?
姿勢に気をつけろ!とは、”正しい姿勢”というものが存在し、
その姿勢で歌うことがよいことだ、
その姿勢以外で歌うことはよくないことだ、
という教え方をここでは指しています。
私がこれまで受けてきたボイトレにおいて、この教えも非常によく
言われてきたものの1つです。
もっと胸をはって!
背筋を伸ばして!
座らずに必ず立って歌うように!
あごを出さない!
もっと骨盤を丸めて!
・・・などなど、様々な姿勢に関する指導があり、
教える人によっては真逆のことを言っている場合も
しばしばありました。
共通して言えることは冒頭に書いた”正しい姿勢”というものがあって
それを目指そうといっていること、そして、
姿勢が声をコントロールするためにとても重要である
と言っている点です。
この教えには私も長年、しばられてきました。
もはや呪いと言っていいほどですw
まずは姿勢を正してから歌う、
うまく声が出なければそれは姿勢が悪いからだ、
もっとあごを引こう、
もっと背筋を伸ばそう、
もっと背中に力を入れよう、
あれ、前に習った先生とこの人の言っていること逆なんだけどな…
などなど、いろんな思いや悩みの中、
それでも信じて練習してきて、
結果は出ませんでした。
♪姿勢に気をつけるメリットは?
姿勢に気をつけるメリット、
それは姿勢によって声が思い通りに出せるようになることであるべき
だと思いますが、
私が言われてきたこと、よくボイトレ界で言われていることは、
腹式呼吸のためには正しい姿勢が必須
息・声の通り道をまっすぐにすることで発声時の障害がなくなる
リラックスできる
といったものです。
しかし、私の見解では、
腹式呼吸は必要じゃない
背中丸めてたって息は通る
リラックスは大事だけど姿勢の問題?
という感じで今ひとつメリットがなんなのか分かりません。
また、姿勢によって得られるメリットよりも、
デメリット、つまり、いい声出せないよ、という漠然とした
発声によくないよね〜、
というイメージが語られることが多いような印象を受けます。
♪姿勢なんか何でもいい?
結論から言いましょう。
姿勢は気にしなくていい!
というのが今の私の考えです。
そりゃもちろん、逆さまになりながら歌うのはきついですよ。
でもそれは歌に限らずその姿勢が大変なだけで
究極的に言えば、逆さまが苦もなくできて、
そのまま日常生活を遅れるくらいの人だったら
歌も十分に歌えます。
この姿勢じゃなきゃだめだとか、
お腹に力を入れてまっすぐ前を見ながら歌わないとだめだ、
といった呪縛からは逃れましょう!
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