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ネット上のニュース・記事に誤字脱字が多い気がします。さらーと読んでて気がつくレベルなのでなんで気がつかないだろう?と不思議に思いました。

見直ししていないのか、時間がなくて校正できないのか。
直接的な原因はそういったものかもしれませんが、根本的には記事やニュースが誰によりどうやって作られるのか、その構造が影響しているのかもしれないなと思いました。

たとえば新聞であればある程度経験のある人が記事を書き、必ず記事の作成者以外が校正を行っているが、ネット上の記事はクラウドワークスなどで誰かに委託した記事をそのまま載せているだけ、とします。

その場合、経験の浅い人が書いていることが原因だ、チェックしていないことが原因だ、と考えることはできますが、なぜそのようなことが起こるのかを考えたとき、もう少し掘り下げることで見えてくるものがあるように思います。書き手やメディアの担当者がそうせざるを得ないなにがしかの理由があるのかもしれません。たとえば予算がない、とにかく質よりも記事の数を増やすことを強いられている、など。

そしてそういった考え方・姿勢を生み出す理由がまたその中にある、たとえば記事の本数で勝負しないと見向きもされない状況が存在する、さらには、本数勝負になっているのは本数がないと検索に引っかからず見向きもされない構造になっている。
というようにどんどんその原因を追いかけていくと、根本的な原因にたどり着きやすくなり、表層の部分だけみて物事を判断することを避けることができるような気がします。
たどり着いたところで、わかっちゃいるけど変えられない、という事態もあると思いますが。

感覚的にはネット上では比較的、校正の重きは低いように思います。(紙の本でも誤字は時々見かけますが)
不思議なもので情報を早く正確に手に入れたいと思う反面、誤字脱字を見かけるとその記事自体への信頼感が下がります。これは感情的に、です。

そのため誤字脱字のある記事をすぐに批判したくなるのですが、もうちょっと根本まで考えようと思った次第です。

 

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カテゴリー: おもうこと

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